Hello, I`m Sho-T .
もうすっかり正月気分は過ぎて、 多くの方が2019年に慣れてきた頃だと思います。
今日は、クロスコミュニティ人材/マルチポテンシャライト/そして渡り鳥ネットワークについて お話したいと思います。
初めに、今回書きたいことを端的にすると以下になります。
〜〜〜〜〜 <趣旨> 1. 「価値タイズ」に重要な「クロスコミュニティ人材」について定義します 2. マルチポテンシャライト人材(≒クロスコミュニティ人材の原石)の社会における意義について 3. 価値や意味を発見し、創造し、伝播する「渡り鳥ネットワーク」構想について 4. マルチポテンシャライトMeetup 〜〜〜〜〜
<1. 「価値タイズ」に重要な「クロスコミュニティ人材」について>
年明けに、私は「価値タイズ」というビジョンについて書きました。 それは、金や権力といった「力による支配(トップダウン型のヒエラルキー)」ではなく、「価値そのものが発見・創造・伝搬される世界観(ボトムアップ型のホラクラシー)」を指しています。
価値タイズとは何か?(What is Valuetize?)
プロボノMeetup2019でもお話したのですが、世界は徐々に「ホラクラシー」へ向かっています。 それは、社会のサイドから見ても、テクノロジーのサイドから見ても言えることです。
社会のサイドで見たときに、私は価値を発見・育む場所としてコミュニティを見ています。 そして、コミュニティで生み出された外部価値を別のコミュニティにトランスローカルさせる視点でクロスコミュニティを考えています。 ※これは以前にも書きました
しかし現在、コミュニティで発見・育まれた価値をクロスコミュニティ(トランスローカル)させることはとても難しく、多くのコミュニティがそれを悩んでいます。 例えば教育のコミュニティはそれ以外のジャンルへ広げるのに苦戦し、ブロックチェーンのコミュニティも同様です。その他のコミュニティもすベて、「ジャンル・クラスタ・ローカルの壁を超えられず」に悩みます。
ブロックチェーンにはクロスチェーンという概念がありますが、同じように、コミュニティにはクロスコミュニティの概念が必要とされています。 しかし異なるジャンル・クラスタ・ローカルの価値を外部へ意味変換し、価値をトランスローカルさせることはとても難しいのです。
そこで、「クロスコミュニティ人材」が必要とされます。
私はクロスコミュニティ人材を「コミュニティの外交官」として、以下のように定義しました。
■コミュニティ内の個人個人の活動から生まれる本質的な価値を発見し、意味を創造し、外部へ伝播する者 ■たくさんの見えない価値の発見者であり、創造者である ■1つのコミュニティに縛られず、クラスタに縛られない特性を持つ ■自らが行動するマイクロインフルエンサー/ インフルエンサーである ■本質的な視点から社会に新しい意味を提案するセンスメイカーである ■”価値タイズ”社会のキーパーソンである
お気付きの方もいらっしゃるかと思います。 そう、これは「マルチポテンシャライト」の特性に似ているのです。
※マルチポテンシャライトとは、良く言えば、「様々なことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人」、悪く言えば、「意識散漫で、飽きっぽく1つのことでスペシャリストになれない人」です
<2. マルチポテンシャライト人材(≒クロスコミュニティ人材の原石)の社会における意義>
マルチポテンシャライトは、従来社会の中で煙たがれる存在でした。 様々なことに関心が散漫し、1つのことに集中できない「中途半端なやつ」と定義されがちでした。
これまでの1社就社社会、トップダウン型中央集権社会において、与えられた1つの役割を貫徹することが重要だったからです。 工場の生産工程で、歯車として回らない機械は不用品なのです。
しかし、様々な場所で同時多発的に多様な価値が生まれ、クリエイティブのホラクラシー型の社会において、多様な価値を発見し、意味創造、伝搬する人(クロスコミュニティ人材)は重要なのです。 そして、そのポテンシャルを持つのはマルチポテンシャライトです。
今まではマルチポテンシャライトという考え方があっても、どうすればマルチポテンシャライトが社会で活かされるのか、わからなかった人も多いと思います。 クロスコミュニティ人材は、マルチポテンシャライトが社会に活かされる可能性を示しています。
<3. 価値や意味を発見し、創造し、伝播する「渡り鳥ネットワーク」構想について>
マルチポテンシャライト特性を持つクロスコミュニティ人材は、 コミュニティの内側、または外側に存在し、 コミュニティで産声をあげる様々な価値を発見・創造し、 時には対話相手となり、価値のDNAを外部に意味を持つ形に変換(コラボレーション/ パッケージング)して それぞれが関係する多様なジャンル・クラスタ・ローカルへと意味をスプレッドさせます。
以下の画像のようなイメージです。
私は、このようなマルチポテンシャライト特性を持つクロスコミュニティ人材を 「渡り鳥」や「吟遊詩人」に例えられると思っています。 ストーリーテラー、またはセンスメイカーです。
そして、多様なコミュニティからコミュニティへの架け橋となりうる彼らで 「渡り鳥ネットワーク」を作れないかと思っています。 渡り鳥同士で発見した価値を渡り鳥の巣に持ち帰り、 お互いがそれらをさらにスプレッドさせて社会をより良くしていくのです。
ここで1度、重要な注意事項を書いておきたいと思います。 クロスコミュニティ人材には相当な資質が求められると思っています。 誰でも彼でもが向いているわけではありません。 自身の特性に合った社会での存在であることが望ましい(向いていることをするのが良い)です。 クロスコミュニティ人材は1つの人材属性でしかないのです。
例えば以下のような特性です。 ・クラスタに縛られないゼロベース(本質)志向 ・未知への好奇心が人よりも強い ・社会貢献意欲が高い(主語が自分だけにならない) ・ヒエラルキー思考を好まない
クロスコミュニティ人材以外にもたくさん重要な人材像があります。 上記の要素はクロスコミュニティ人材かどうかを考える上で参考になる要素かと思います。 ※飽きっぽいから私はクロスコミュニティ人材とか、なんかすごそうだから私もなりたい、というような考え方は違うのかなと思います
<4. マルチポテンシャライト/ クロスコミュニティMeetup>
1つのスターティング・ポイントとして、 2月か3月くらいに、「マルチポテンシャライト/ クロスコミュニティMeetup」をやってみたいですね。 そこで、マルチポテンシャライトやクロスコミュニティ人材、そして渡り鳥ネットワークについて 対話する機会が作れたら嬉しいです。
開催に向けて、協力してくださる方を募集します。 例えば会場の場所、マルチポテンシャライト属性の方への声掛け、どんな内容にしたら良いかの相談などです。
よろしくお願いいたします。
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